お問い合わせ先 ena教務部
0120-06-1711※受付時間 日曜・祝日除く 10:00~18:00
2025年度適性検査分析速報-東京学芸大学附属国際中等教育学校-
投稿日: 2025.01.29 4:26 pm
こちらのページは、適性検査問題公開後に、ena小学部 実績対策責任者が問題分析を行い、
適性検査分析速報として、2月10日(月)に内容を更新しております。
(タイトル下に記載されている投稿日時は、こちらのページを準備した日時です)
2025年度 東京学芸大学附属国際中等教育学校 適性検査分析速報
|
適性検査Ⅰ例年通り大問2つの構成でしたが、大問1が理科、大問2が算数に入れ替わりました。記号問題や計算結果のみを解答する問題が増えましたが、会話文をもとに答える問題が多く、都立中の問題形式に類似していると言えます。ただし問題内容は基本的なものがほとんどなので、作業の手間を惜しまず丁寧かつ正確に解く力を問われました。
1 光に関する問題 屈折や反射、吸収といった光に関する問題でした。知識を直接問う問題はなく、会話文に全てのヒントが書かれている形式でした。中でも〔問題2〕問1は、ものが緑色に見える理由を述べた文章から、その性質を正しく理解できたかを問う問題でしたので、文章に正対する力を問われる良問でした。また、〔問題3〕問2は、学芸大国際中でよく出題される、ここまでの問題内容を踏まえて総合的に考える問題でしたので、過去問演習を十分に積んできた受検生であれば平易と言えます。
2 図形の性質や単位量に関する問題 「2人が違法な組織から追われている」という物語の中で謎を解いていく、今まで出題されたことのない形式の問題でした。図形の線対称、点対称を利用したパズルや移動手段、分数や濃度計算など、主に小5小6で学習した算数単元から出題されていますが、基礎的なものが多いため平易でした。なお、〔問題3〕問1の仲間の居場所を突き止める問題は、都道府県の名前と位置を正しく覚えておく必要があったため、唯一知識が必要な問題でした。
適性検査Ⅱ前年度と比べ小問数が3つから5つに増加、それに伴い枝問(問1の中で(1)(2)……と分かれるもの)の数も18題と大幅に増加しました。また、傾向は前年度と似たものが続き、記述問題が1題と最後の400字程度の論述問題が1題、その他はほぼ全て選択問題となっていました。例年と比べ、問題数が増えたことによる資料の数の増加によって全体的な分量が増えており、素早い時間で正確に情報を読み取る必要があることから、解く時間を考えると難度は上がったといえます。 全体を通して、労働や物流をテーマとした問題となっていました。
問1 長時間労働に関する問題 (1)と(2)に分かれ、(2)はさらに①②③の三題で構成されており、全て選択式の問題でした。(2)では資料についての会話文が挿入され、資料から情報を読み取り、会話文に適する語句を選択する問題が出されました。全体を通して、資料から読み取れる情報の正誤を問う問題が出ましたが、一つ一つ選択肢と資料を照らし合わせれば十分正解できるものばかりでした。ただし、設問数が多いため、より素早く問題を解く必要がありました。
問2 運輸業とその労働時間に関する問題 (1)から(5)まであり、(5)は①②の二題の構成でした。こちらも資料についての会話文をもとに選択する問題です。(1)から(4)まではいずれも割合の計算に関わる問題で、計算の処理力や速さ、割合の概念理解度を問う問題でした。(5)は①②ともに問1と同様の問題であり、こちらも全体的に平易な問題でした。
問3 高速道路とその料金、決済方法に関する問題 (1)①②、(2)①②③の計5題で、4題はここまでの問題同様、資料から読み取れる内容についての選択問題ですが、(1)の①は複数の資料から因果関係を考える記述問題でした。しかし、資料として示されている図がとても明快に書かれており、他の問題と難度は遜色なく、いずれも得点すべき問題でした。
問4 宅配便の再配達に関する問題 (1)(2)の2題で、再配達に関するアンケート調査から読み取れることを選択肢から選ぶ問題です。正誤判断と資料からの考察が1題ずつでましたがこれらも平易でした。
問5 課題解決型の記述問題 同校の適性検査の特徴の一つである、課題解決型の作文です。問2、問4で触れてきた物流の問題点解決に向けて、送料無料の表示の見直しについて記述をするという問題でした。これまでよりも問題数が増えたため、より短い時間で書ききる必要がありました。多くの受検生が時間配分に苦戦したと思われます。
集団討論「教室の後ろにある黒板が自由に使えるとき、みんなのためにどう使用するか」ということについて、6人1グループとなり議論をする、というものでした。また、昨年度と同様に「議長などの役割分担はする必要はない」とあらかじめ説明がされたようです。黒板をどう活用するかといった具体的な内容について話し合うというものだったので、議論序盤で活用法について活発に意見が出し合えたグループが高い評価がつくと考えられます。グループ全体を評価するので、決して相手の意見を否定するなどといったことはしてはいけません。グループのメンバーとの対話を意識することが肝要です。 |
SUPPORT