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●今日は十三夜=未完成の美を楽しむ=●

コメント数:0   投稿日:2024/10/15 17:46:44 

こんにちは。ena個別つつじヶ丘です。お月見と言えば9月の十五夜です。こちらは中国から伝来したものですが、日本には10月にもお月見をする独自の風習「十三夜」が有り、それが今年は本日10月15日にあたります。

未完成の美を楽しむ十三夜

さて十三夜とは?・・・日本の伝統的な月見行事の一つで、旧暦9月13日に行われるものです。これは日本独自の風習として平安時代から始まったとされています。その成り立ちは、もともと中国から伝わった十五夜の「中秋の名月」を祝う文化が日本で独自に発展していく中で生まれました。十五夜に次ぐ美しい月を愛でるための行事として、特に貴族や武家の間で広まり、後に庶民にも伝わりました。「後の月(のちのつき)」とも呼ばれています。

十五夜とは何が違うのでしょう?・・・十五夜は満月が鑑賞の中心ですが、十三夜は少し欠けた月を楽しむ事が特徴です。十三夜の風習には、日本人ならではの自然に対する美意識や、満ち足りていない月の「未完成」の美しさを楽しむ感性が反映されていますね。満月とは異なる少し欠けた十三夜は、却ってその不完全さが趣深いとされ、日本人の繊細な美的感覚にマッチしたものだったのでしょう。

さて、現代の私達も平安の時代から綿々と続く「十三夜」を楽しむために、今宵は夜空を見上げてみませんか。勉強の疲れも癒される事でしょう。

 

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