ena個別秋川
皆さん箏を知っていますか?
コメント数:0 投稿日:2024/11/13 21:47:53
皆さんこんにちは。ena個別秋川の陶山妹です。
今回は定期テストの音楽の範囲が箏の生徒が多かったので、お箏について紹介しようと思います。
現在日本で広く知られている形の箏は、奈良時代に唐より伝わり、奈良および平安時代に雅楽の中で用いられました。
江戸時代において、箏は当道制度、つまり盲人音楽家の専売特許であったため、一般人がプロの職業として箏の演奏家になることは認められていませんでした。
明治時代以降は当道制度が廃止され、盲人以外の一般にも箏の演奏が職業として認められました。
箏は龍をモチーフとしており、現在でも箏の部分の名称として龍頭や龍尾などの名残があります。
基本的な箏の絃の本数は13本で、親指・人差し指・中指に爪をつけ、絃をはじいて音を出します。
本体と絃の間に挟む柱を移動することにより、音程を変えることが出来ます。
ちなみに「箏」はよく「琴」と間違えられますが、全く異なる楽器です。
「箏」は柱と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、「琴」は柱が無く、弦を押さえる場所で音程を決めます。
テストで間違えないように気を付けましょう!
私は箏を引き始めて五年目ですが、箏は弾く人によって音色が変わる点が最大の魅力だと思っています。
同じ曲でも演奏者によって全然異なるので、聞き比べるのも楽しいですし、自分で演奏する際に工夫するのも楽しいです。
私は小野誠さん、吉崎克彦さん、沢井忠夫さん、宮城道雄さんの作品が好きです!
曲で言いますと、古典曲では「編曲八千代獅子」「さらし風手事」、現代曲では「天泣」「翊-あくるひ-」という作品がおすすめです!
ちなみに余談ですが、年輪が右に寄っているもの、重いもの、木目が美しいもの、竜舌などの装飾が凝っているもの、絃がナイロンではなく絹糸のものが良い箏です!
(音楽の教科書に載っている箏は良い箏が多いです。)
皆さんもぜひこの機会に箏の作品を聞いて、箏を弾いてみましょう!
陶山妹