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ena田無

小中学部

1本 1本・・・、ひとつ ひとつ!!!!!

投稿日: 2025.01.16 3:22 pm

 

 こんにちは、ena田無の松島です。
 
 1月13日(月·祝)の小6 直前特訓で出題された「 はく検電器 」。作っときましたよ、もちろん! 磁石のN極,S極、と同じように、電流の同極 同士も反発します。2枚の「 はく 」= 金属を薄く伸ばしたもの、が開く、ということは同極の電気が そこにたまったから。つまり、はくの開きによって、静電気の有無が確認出来る、はく、検電器、というわけです。
 おばあちゃんの形見のミンクの襟巻き(えりまき)で、そのへんで拾ってきた塩化ビニール管を こすります。パチパチッと、静電気 発生!
 はく検電器の上の盤に近づけると はくが開き、遠ざけると元に戻ります。しっかり振れると、はくに電気がたまって 開いたまんまに。、盤に 手を触れると、電気が手に逃げて はくは閉じます。別にビリっとすることもない、というのも問題文の通りです。ビクビクするこたぁ ありませんよ (笑)。 今度は、ティッシュでこすったストローを1本,2本…。だんだん はくの広がりが大きくなる…はず、が、最初はいいですが、2本目から3本目、となると 違いがよく分かりません。松島先生が急いで作った 手作り検電器なもんでね。 はくの幅や長さを 丁寧に調整すれば、ストローでの実験に耐える装置も可能なはず。なんにしろ、本格的なものを買えば 1〜2万円はするものを、自力で作り上げた、と思うと 愉快、です。儲かった?(笑) 
 ちなみに、こっちは、ペットボトルで作った1号機、です。 直前特訓に参加してくれた生徒さんには、それが 新しい知識なのか?  知ってる どの知識と関連しているのか?  設問で 読み飛ばしてはいけない箇所はどこか? 記述の注意ポイントはどこか? …などなど、いつも 田無のみんなとやってることを再確認しました。貴重なとき、貴重な問題ですからね。ひとつひとつから、学び尽くします!!!!
 
 さて、明けて 火曜日。冬期講習では 中2を担当してなかったので、遅まきながらの 明けおめ、です。お年玉に、おせんべいを配布。
 百人一首の 読み札と取り札風のパッケージです。数年前まではホントに百人一首と同じ 姫や坊主や殿の絵だったんですよ。スカしたイラストに変わっちゃって チト残念ですが…。 生徒さんと 上の句,下の句、問題を出し合いました。負けたら 1枚 没収! です(笑)。
 昔の子どもは ゲームを楽しむ中で、意味が分からなくても「 長々し夜を ひとりかもねむ 」「 世にあふさか(おうさか)の関は許さじ 」「 紅葉の錦 かみのまにまに 」など、印象的な面白い言葉をインプットしました。年寄りが家にいると、そこに「 末のまっちゃん 」「 まにまにちゃん 」とか、老人ギャグをかまして(笑)、さらに印象を強くします。
 「 瀬をはやみ… 」「 ちはやぶる… 」を題材にした落語もあります。そっちで先に覚える、なんてこともあったんです。
 で、学校で正式に お勉強して、真の意味を知るわけです。枕詞,序詞,掛詞,係り結び,切れ字…、いくらでもありますし、天智天皇 = 中大兄皇子(なかのおおえのおうじ),菅原道真 = 菅公(かんこう),紫式部,小野小町,在原業平朝臣(ありわらのなりひら あそん)…と、平安,鎌倉文化人、総登場! です。清少納言なんか、お父さんの清原元輔(きよはらのもとすけ),おじいさんの清原深養父(きよはらのふかやぶ)までいます。
 どこにでも、学習の機会があったってことです。小学生なりの,中学生なりの基礎教養というものが、厳然とあったんです。松島先生は、生徒さんと話してて、そこに断絶を感じます。
 口はばったいようですが、enaが、その教養の一助になれば…と思ってるんですよ。インプットなくしてアウトプットはありませんからね。
 で、中2国語は故事成語,翌日の 中1国語は文学的文章で、文中に「 さっちゃん 」の歌が出てきたので歌い、「 ティガ 」「 ダイナ 」とあったので、平成ウルトラマンについても概説するわけです。
 さて 今日も、デパートでやってる、全国 駅弁・美味いもの展!  松島先生のお母さんが、行列してるのに並んででも買ってきてくれ! と懇願(こんがん)した「 梅が枝もち(うめがえもち) 」。 これも、ある故事に由来しています。松島先生は、さだまさしさんの歌で知りました、梅が枝もち。「 飛梅 (とびうめ) 」という曲で、ちょっと、ユーミン = 松任谷由実さんの「 14番目の月 」みたいなテーマの歌です。

 おもち食べても、歌 聞いても、そこに 知識 = 教養 があるんです!!!!!!

 

 

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