いいかっ、作文，理系，文系、どれかだけ出来てもだめだぞ！  ３科目揃ってないと！！！！  …と、小５生に学判の成績表を渡し、矢澤先生は富士山に向かいました。中３生の週末 理社合宿です。

　
　こんにちは、ｅｎａ田無の松島です。
　中３生、中学校の仮内申も出揃いました。後は当日 得点力の さらなる強化！ です。都立高の入試問題では、英·数·国よりも より確実な得点源である理·社が命！ です。それなくして、合格の栄冠はあり得ません。合宿に参加した中３生さんたち、みな、あの富士山に合格を祈念して、頑張っていることでしょう、きっと。［ 富士山の写真は矢澤先生から送られてきたものです。 ］
　オン·ス·トン·ラ…［ 同じ時、別の場所で… ］
　どうよ？  と 松島先生。
　
　えーっ！  と 中１生さんたち。今度は なに？
　
　12月に入りました。今年もあと ひと月。小６生，中３生が焦り始める季節です。メンタル面も、ｅｎａは しっかり支えていきます！
　ところで…。今年は辰年［ たつどし ］でした。来年は巳年［ みどし ＝ へびどし ］。この、十二支［ じゅうにし ］って、別に年だけでなく、毎日にもついています。申の日［ さるのひ ］とか、亥の日［ いのひ ］、とか。日めくりカレンダーを使っている人は、書いてあるかも。
　昔の人は、宝くじを買うなら寅の日［ とらのひ ］、とか、爪を切るのは丑の日［ うしのひ / 松島家では、なぜか「 辰の日 」となってますが ］などと縁起(えんぎ)を担いだ。今は、「 土用(どよう)の丑の日 」ぐらいしか耳にしないですかね。
　で、11月の酉の日［ とりのひ ］といえば、神社に縁日が立つ、酉の市［ とりのいち ］です。縁起ものの熊手［ くまで ］の飾りを売り、去年のは奉納してお焚き上げ(おたきあげ)をしてもらいます。

　これは、ミニチュア熊手ですが、本物は何十万円もします。高ぁ～～！！！

　今年は、５日(火)，17日(日)，29日(金)と、三の酉［ さんのとり ］までありました。ニュースで見ませんでしたか？　この賑わいです。田無神社でもあったはずですが、松島先生は、もう40年ぐらい、新宿の花園神社に参拝(さんぱい)しています。さして 広い境内(けいだい)ではないのに、酉の市、となると、迷路のように無数の露店(ろてん)が立ち並ぶのです。とっても ふしぎな空間です。
　さて、その酉の市でしか お目にかかれない和菓子、「 切り山椒 (きりざんしょ) 」。「 すあま 」みたいにモチモチしたやつなんですが、噛んでいると、ほら、ほんのり山椒が香ります。なかなかオツなもんでしょ。これまた、縁起もの、ですからね。［ 浅草の和菓子屋さんなんかだと、酉の市じゃなくても手に入る、ということですが… ］　てっきり、年末の風物詩、かと思ってたら、「 切り山椒 」って、新年の季語なんですってね。
　そう言えば…、中１ 国語は「 詩・短歌・俳句 」、中２ 国語の論説文でも、「 竹炭シャンプーとか 冷蔵庫に入れる ヤシガラ活性炭(かっせいたん)の脱臭剤(だっしゅうざい)も、冬の季語ですか？  炭だから… 」などという興味深い話題がありました。
　柿や栗やナシが秋の季語なのは分かりますが、現代人の私たちにとっては、一年中 身近にある キュウリ，ハクサイ，ナス，ダイコン，ニンジン…などが、どの季節の季語か？ なんて…。
　カボチャは当然秋の季語。なれど、カボチャの花、といったら夏の季語です。ヒョウタンもそうです。
　10月ハロウィンも終わって11月、買っただけで残ってたカボチャを彫っちゃいました。ヒョウタンみたいにカッチカチのやつです。で、日々、腐ったり、乾燥して剥げ落ちる果肉？ を丁寧にケアして…、こんなもんでいいかな。腐らない固いのが出来ました。後は、ニスがけ、で完成です。
　本来、腐ったりカビたりするタイプのも、丁寧に陰干し(かげぼし)したりして、それなりに固く、乾燥してきました。これこそ、ニスがけしないと、やがて、ボロボロに風化して、粉になっちゃいます。　そんな、ハロウィン引きずってる松島先生を置き去りに、街はクリスマスに向かって一直線！  塾生のみなさんにとっては、クリスマスよりも、冬期講習が一大イベントですが(笑)。

　
　さて、最初に書いた「 十二支 」に話を戻して…。国語で古典を勉強するときに 学習するのが、時刻や方角を表すのにも使ってたってこと。
　夜中の11時から深夜１時までが「 子の刻(ねのこく) 」です。24時間で十二支だから、一刻は２時間です。で、昼の11時から午後１時が「 午の刻(うまのこく) 」、その前だから午前，後だから午後ってわけ。
　方角に使うときは、北が「 子 」，東が「 卯(う) 」，南が「 午 」で 西が「 酉 」。あれっ、八方位なのに 十二支で、北東や南西はどうするの？  北東が「 丑寅 ＝ 艮(うしとら) 」，南東が「 辰巳 ＝ 巽(たつみ)  」，南西が「 未申 ＝ 坤(ひつじさる) 」，北西が「 戌亥 ＝ 乾(いぬい) 」です。中間をとるんですね。　この、方角を表す十二支、今でも使ってるでしょ。なぁ〜んだ？
　そう、北極と南極をつなぐ「 子午線(しごせん) 」ですよ、あの「 本初子午線(ほんしょしごせん) ＝ グリニッジ子午線 」の。で、東西を結ぶ「 卯酉線(ぼうゆうせん) 」もあるんですが…、子午線は経線(けいせん)と一致してますが、卯酉線は緯線(いせん)とは違うんですね。
　社会のテストには出題されませんが［ たぶん ］、興味があったら調べてみて下さい。都立中の適性検査なんかで、こんなネタ、いかにも ありそうですからね。
◆春の季語∶ホウレンソウ，フキノトウ［ 「 フキの葉 」は 夏の季語 ］，アスパラガス
◆夏の季語∶キュウリ，トマト，キャベツ，タマネギ，エンドウマメ［ 「 エンドウマメの花 」は 春の季語 ］，ナス［ 「 ナスの花 」も 夏の季語ですが、「 秋茄子(あきなす) 」は 秋の季語 ］，ピーマン
◆秋の季語∶ゴボウ，サツマイモ，，ジャガイモ，シイタケ，シメジ
◆冬の季語∶ダイコン，ハクサイ，ネギ［ 「 ネギの花 」は 春の季語」 ］，ニンジン，レンコン ＝ ハス［ ※ ニンジン，レンコンを秋の季語とする場合もあります。 ］