こんにちは、ena田無の松島です。
松島先生の書いたコナンくんを、「 そんなのコナンくんじゃないよ。おもちくんだっ! 」と笑った小3生たち…。
コナンくんと道でバッタリ会ったんですよ。松島先生が書いたのと、同じの着てるじゃないですか! 合ってるじゃん。
ところで、コナンくんは どうして「 コナン 」くん。そして、なんで こんな服?
「 名探偵 シャーロック・ホームズ 」シリーズを書いたのが アーサー・コナン・ドイルだからです。先輩を尊敬して、名前をもらったんですね。
昔々、松島先生が小学生だった頃は、小学校の図書室に ズラリとシリーズが並び、それをきっかけに、似た造本,装丁(そうてい)の「 アルセーヌ・ルパン 」[ モーリス・ルブラン 作 ],江戸川乱歩の「 少年探偵団 」=「 怪人二十面相 」シリーズへ…と広がっていったものです。小学生の 基礎教養 = 共通言語だったわけです。
それでも飽き足らずに、「 長くつ下のピッピ 」で知られる アストラッド・リンドグレーンの「 名探偵カッレくん 」シリーズならいいのですが、ちょっと背伸びして、バロネ・オルツィの「 隅の老人 (すみのろうじん) 」,G・k・チェスタトンの「 ブラウン神父 」,間違えて ミッキー・スピレイン「 私立探偵 マイク・ハマー 」、さらに迷って チェスター・ハイムズの「 墓り掘りジョーンズと棺桶エド 」シリーズへと、推理小説 ≒ 探偵小説に没入していきました。そうそう、エド・マクベインの「 87分署 」シリーズもあったなぁ〜〜!
と、矢澤先生の バカでっかい、もとい(笑)、元気な声が聞こえてきました。アンコールワット[ カンボジア ]や マヤ[ ペルー ]の遺跡について講義してるようです。中3 社会、の授業です。
マヤ,アステカ,ティオティワカン展が、昨年 上野の国立博物館でありました。松島先生にとっては、手塚治虫先生のマンガで親しんでいた、そのモノホンってわけです! ワクワク 観に行きましたよ。案の定、会場の大半が手塚治虫ファンでした。[ ← ウソ (笑) ]
奈良にある酒船石 (さかふねいし) や二面石から始まって、当時は、あまり一般的ではなかったのではないでしょうか? 前述の 世界の古代遺跡の謎を探る このマンガ[ さすが、手塚先生! ]、主人公の少年が 写楽 保介[ しゃらく・ほうすけ ],写楽くんのパートナーになる女の子が和登さん[ わとさん ]、つまり、シャーロック・ホームズと相棒のワトソン医師、というわけです。古代史探偵だったんですね。[ 手塚先生、同じ コナン・ドイルの「 チャレンジャー教授 」シリーズにも 大きく 影響を受けていると思います。私見ですが。 ]
物知り松島先生の知識の多くが、そんなふうに手塚漫画を源流とするものなんです、実は! えっ、そんなこと知ってた…って。どうして バレたのかなぁ〜? (笑)
この和登さん、人気の手塚ヒロインです。で、
ジャ〜ン、手塚先生に描いてもらった直筆サイン! 指先まで表情がある! 手塚先生、ノリノリで描いてるのが分かるでしょう。
お亡くなりになる4年と1か月前、まだまだ元気いっぱいだった頃のサインです。握手した手の、ボワッと 包みこまれるような やわらかさ、今でも忘れません。
さて、授業に話を戻して…。小4 私立·理科。ヒガンバナ = マンジュシャゲの鱗茎(りんけい) = 球根に、そんなに デンプンがあるの?
おろし金ですりおろし、ガーゼにくるんで しぼってみました。
食べちゃ ダメ! 有毒です。昔々の人たちは 晒(さら)して 晒して 晒して…、無毒化しました。「 晒す 」ってのは つまり、水に溶いて 上澄みを捨て、また 水に溶いては 上澄みを捨てて…を繰り返すってことです。沈殿(ちんでん)する粉だから、デンプンっていうぐらいですからね。
見事に「 デンプン·ヨウ素反応 」が出ました。大成功! です。
松島先生は 生徒のみなさんと、そんなふうに「 理科探偵 」でいってみようかな? と 思っています。もちろん、生徒のみなさんが「 墓掘りジョーンズ 」で…、おっと、間違えた。もとい(笑)。生徒のみなさんが 主人公のシャーロック・ホームズで、松島先生が助手? のワトソン博士、です!
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