こんにちはena田無の松島です。

生徒さん、日常にあるいろいろ、を 松島によく報告してくれます。
　先生、夕焼けだったのに、次の日、天気悪かったよ！  プンプン…と、小５女子。
　そりゃ、そういうこともありますがな。天気に関する言い伝え、100パー 的中…ってわけじゃない。気象予報士だって、別に、ツバメが飛ぶ高さや お茶碗へのおコメのくっつき方ばかりを観察して 天気予報してません(笑)。気象衛星ひまわり９号やアメダスからのデータ，そして、過去のデータなどを解析して予報します。言い伝えは、あくまでも、目安です！［ 田無駅前の夕焼けの写真ですが、道を歩いてる人たちを「 消しゴムマジック 」で消したので、ちょっと変なんなってます。 ］

　第２話。

「 先生、飼ってるヤモリが 脱皮したよ 」
「 抜け殻は どうした？ 」
「 食べちゃった、ヤモリが 」
「 今度 脱皮したら、キープしといてね 」…と、軽い気持ちで言ったら、本当に持ってきてくれました！  いいの、こんな いいもの もらっちゃって？  しかも、日付が書いてあるところが、なかなか 理系してて、なお なお グッドです。ｅｎａ田無・松島博物館に、貴重な標本が またひとつ 収蔵！ です。
そもそも ヤモリは 脱皮がお下手。口で食いちぎりながらの脱皮です。せっかくのタンパク質が もったいないから…というより、食いちぎった勢いに任せて、なんとなく抜け殻を食べてしまう…って説、まであります。
なんにせよ、からくも残ったこの抜け殻、目鼻もハッキリ！ で、ナイスです。顕微鏡で見ると、ウロコもしっかり分かります。
お返しに？  松島先生が作ったヤモリの骨格標本を見せてあげました。骨が細いもんで、松島先生にしては イマイチの出来、ですが…。
　松島先生のお家の木戸や 玄関の外灯のとこにいるヤモリも、今、絶好調で元気です。暑い日が続いてますからねぇ〜。
　さて、そんな日常の疑問，観察…、何故？ と思う心，興味…は、とても大切です。
　上野の国立科学博物館のバックヤード·ツアーで 古い剥製を見た小学生の女の子が、ニホンオオカミだと見抜き、何年もかけて 論文を書いて実証した…なんてニュースがありましたね、最近。たまたま ニホンオオカミについて自由研究で調べてたんだそうですが、大ビンゴ！  ヤマイヌか なんかかな？ …と、とりあえず捨てずに 100年あまりもキープされてた剥製に、にわかに スポットが当たりました。
　急遽、科博の「 哺乳類展 ３ 」で 公開！ と知り、行ってきましたがな、会期の終了ギそリギリに。しかも、２回目ですよ。もう〜、最初から展示しといてよ！
で、大期待のニホンオオカミくん、もっと精悍(せいかん)なカンジなのかと思いきや、なんか、のんきな顔してて、いとをし。
　科博には、常設展示のコーナーに 忠犬ハチ公，南極犬ジロ、の本物もいます。もちろん剥製ですよ、ワンワン駆けてくるわけじゃない(笑)。思ったより ずっと大型犬で、迫力あります。
　話を戻して…。生徒さんが 次々話してくれる自然界の法則、には、なににも代え難い価値があります。それが 本なりネットなりにあることでも、その真理を自分自身で見つけた！ という感動を伴って、自分だけの人生の宝物になる、ことでしょう。