こんにちは。ena高幡不動の柿澤です。
先日実施された3月の学力判定テスト(四科演習導入後2回目)の結果が返ってきました。
今回の新小4クラスは、**ena全173校舎中12位(四科総合)**という大変素晴らしい成果をおさめてくれました!
実は2月の学判でも15位に入っており、2回連続で上位に名を連ねることができたのは、お子さまたちの努力はもちろんのこと、日頃から学習の土台を支えてくださっている保護者の皆様のおかげです。
あらためて、心より御礼申し上げます。
都立中受検において、今なぜ「ena内の成績」が重要なのか
都立中高一貫校の適性検査は、ここ数年でさまざまな変化を見せています。
令和7年度の受検倍率は約3.5倍と、ひと昔前よりもやや落ち着きが見られるようになりました。
その一方で、enaの合格占有率は今年64.2%と過去最高に。
つまり、都立中合格の鍵は“ena内での実力の積み重ね”にあるというのが、今の現実です。
「外の倍率」よりも「中の位置」。
これが、都立中受検において重視すべきポイントになりつつあります。
教室の空気が力を育てる
都立中の適性検査では、知識を問うよりも読解力・思考力・表現力といった「ことばの力」が大きく問われます。
その力を身につけるには、ただ問題を解くだけでは不十分です。
- 先生の問いかけにどう返すか
- 友だちの発言から何を感じ取るか
- 間違いをどう受け入れ、乗り越えていくか
こうした“教室でのふるまい”や“友人との関わり”の中でこそ、合格力は育っていきます。
ena高幡不動では、一人で頑張るのではなく、「みんなで高め合う」ことを大切にした授業づくりを心がけています。
ご家庭での「日常の学び」が力になる
また、塾の中だけが学びの場ではありません。
私たちが授業で実感しているのは、以下のようなご家庭での経験が、お子さまたちの表現に大きな影響を与えているということです。
- 家族旅行での出来事を思い出しながら作文に書く
- 一緒に料理をした経験を例にして説明する
- ニュースや社会の出来事を家族で話し合って考えたことを授業で話す
こうした日常の中にある“対話”や“体験”こそ、適性検査に求められる表現力の大切な土台になっているのです。
講習を含めた「学びの流れ」を大切にしたい
そして、これからますます意識していきたいのが、日々の学びを“途切れさせない”という姿勢です。
本科の授業と同様に、講習の期間も、集中して学ぶ貴重な時間です。
すべてのご家庭に事情があることはもちろん承知していますし、季節ごとの計画やご都合もあるかと思います。ですが、だからこそ――
「講習も学びの流れの一部なのだ」
という意識を、少しずつでも育てていただけたらと、私たちは願っています。
無理のない範囲で。
けれども、将来的には「参加するのが自然なこと」と思っていただけるよう、丁寧に働きかけをしていきたいと考えております。
「楽しいこと」だけでは育たないからこそ
勉強も、塾も、そして家庭でのやりとりも――
いつも順調とは限りません。
むしろ、
- 思うように点が取れない
- 言われたことに反発する
- 苦手なことから逃げたくなる
そうした経験を、「一緒に乗り越えていく」ことでしか得られない成長があります。
ena高幡不動では、そうした「支え合い」「立ち止まり」「また歩き出す」姿を、何より大切にしています。
今後も、お子さまたちが自分の力で未来を切り開いていけるよう、講師一同、心を込めてサポートしてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
春期講習は3月26日より開始です。
受講される皆さん、一緒に集中して頑張っていきましょう!