こんにちは、ena高幡不動の柿澤です。
昨年度(2024年)、南多摩中等教育学校は**東大合格者数11名(現役9名、浪人2名)**を輩出し、大きな注目を集めました。都立中等教育学校の中でも、南多摩の進学実績は都内外の受験生・保護者にとって重要な指標となっています。
しかし、**今年度(2025年)の東大合格者数は4名(現役)**でした。昨年度と比較すると大幅な減少となっています。(inter-edu.の速報値)*
東大合格者数の減少は何を意味するのか?
この結果をどのように捉えるべきか、受験生・保護者の視点から考えてみましょう。
1. 受験倍率の急上昇リスクが回避された
昨年のように東大合格者数が2年連続で2桁を維持すると、南多摩の評価が一段と上がり、都内からの受験者が増加する可能性がありました。しかし、今年の結果を受けて、倍率の急激な上昇は避けられると考えられます。
これは、南多摩を第一志望にする受験生にとってはむしろチャンスと言えるかもしれません。
2. 南多摩のブランド力への影響
一方で、東大合格者数が安定的に二桁を超えると、南多摩が**「都立中等教育学校のトップ校」**としての評価をさらに高める可能性がありました。今年の結果により、その流れが一旦ストップする形となったのは事実です。
進学実績を重視するご家庭にとっては、「今後の推移を慎重に見守るべき」と考える方も出てくるかもしれません。
3. 「平年の4名に戻った」という視点
今年度の東大合格者数は4名でしたが、これは南多摩のここ数年の実績と比較して増加した結果です。昨年度の11名という結果が異例だったことを考えると、「東大合格者数が減った」と見るのではなく、2023年の2名、2022年の3名と比較すれば、近年ではむしろ増加傾向にあるとも考えられます。
また、都立中等教育学校では、生徒の学力層やその年ごとの進路選択によって、難関大学への合格者数が変動することがあります。南多摩は引き続き安定した進学実績を維持しており、学習環境としての魅力は変わりません。
結論:まずは正式な発表を待とう
南多摩の今年の結果を受けて、倍率の極端な上昇は避けられる一方で、進学実績の安定性には慎重な判断が求められます。
しかし、最も重要なのは、学校側の正式な発表を待つことです。 現役・浪人の内訳や、他の難関大学の合格者数を含めた全体像を確認することで、より正確な分析が可能になります。
今後の動向を注視しながら、南多摩を目指す受験生にとって有益な情報をお届けしていきます。引き続き、ブログをチェックしてください!
