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小中学部
比喩の理解
投稿日: 2025.04.11 2:57 pm
講師の橋口です。
都立中適性検査はもちろんのこと、受験国語において比喩の理解は最重要なテーマの一つです。
そもそも比喩とは何ぞや、というと…
あるものを別の何かになぞらえて表現することです。
このとき、あるものと別の何かの間に共通する要素が必ずあります。つまり、比喩とは似ている別のものに言い換えて表現する手法なのです。
そして、それは『五感』視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚で捉えられる要素が多いです。
陳腐な例を挙げるなら、赤ちゃんの手はもみじ、おしり・ほっぺはマシュマロ/おもちのようだとかですね。前者は視覚、後者には視覚に加えて触覚の要素も含まれていますね。
「冬が来て、銀杏の木もほうきになった」は視覚、「刃物のような冬が来た」はどうでしょう。『五感』で捉えるなら触覚(冷たさ)でしょうか。しかし、それ以外の要素も含まれていそうです。
いずれにしろ、比喩の目的は読み手にわかりやすく、また、印象深く理解してもらうことなので、読み手が想起しやすい何かが選ばれ、使われていきます。高度な比喩になればなるほど、読み手の経験値が問われるようになります。
したがって、比喩をより良く理解するためには、自らの経験値を上げるために、できるだけ多くの比喩に触れる必要があります。
GWセミナー①では比喩の徹底攻略をいたします。ぜひご参加ください。
菫ほどな小さき人に生まれたし
山路来てなにやらゆかしすみれ草
すみれの花はひかえめで、可憐で、おくゆかしいイメージがありますね。
しかし、都会ではコンクリートのすき間からたくましく生えていることがあります。
ちなみに、家の二女の名前はすみれです。
たくましく育ちました…
橋口です。
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