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小中学部

読書は受験に必要か?

投稿日: 2024.06.21 9:51 pm

小6、授業後も残って質問をしてくれます。

写真を見ると生徒が鈴木に教えてくれているみたいに見えますね。

「説明する力を引き出すこと」「自分の弱点を言語化してもらうこと」を意識して質問対応をしています。

 

こんにちは。ena東武練馬校長の鈴木です。

国語が得意な子には、本好きな子がやはり多いです。

今回は読書と受験について、国語教師の視点から書いていきたいと思います。

 

個人的な趣味としての読書は得をしたり成長するためのものではないと思いますが、

受験のために意識して本を読む効果は何か、と考えると…

 

①語彙力を増やす

②視点を増やす

 

この2点があげられると思います。

 

①ご家族とでも、習い事でも、趣味でもいいですが、ふだん大人と日常的に会話することが少ない子は、どうしても語彙力が不足しがちです。

読めない漢字、意味の分からない言葉が多いと、当然ですが国語は虫食いだらけの本を読んでいるのと同様の状態で、これではできないのも当たり前です。

 

つまり、言葉を知らないから文章の意味が取れない、という場合、読書をして言葉の知識を増やすことは大変重要だといえます。

「音読するとつっかえつっかえになる」「表記ミスで作文が減点される」という子には、読書(とくに音読)をおすすめします。

 

②菊池寛の「形」という小説をご存じでしょうか。

この小説が何を言いたいのか、と問うと、結構多くの子が「見た目よりも中身が大切だ」ということを書きます。

実際の内容は全く逆です。

 

ですが、「中身よりも外見が大切なこともある」という意見に触れたことがないと、話題をつかんだ時点で先入観にとらわれ、話の筋をきちんと追わなくなるのです。

さまざまな考え方にふれておくことで、入試本番でも多様な意見を消化できるようになります。

 

とくに、私立難関高校・都立自校作成校(推薦入試を含む)を受ける中学生、そして読解はできるのに作文は苦手だという小学生は、さまざまな視点を自分のものにするために読書をすると大変効果的です。

 

ムリに進められた本を読むほど退屈なものはないので、基本的にどんな本を読んでもいいのですが、ご相談いただければその子にあったおすすめの本をご紹介できます。

ぜひ、読書の習慣をつけましょう(大変ですが、読んでいる姿を見せるのも有効です。日本人であれば、だいたい月8~9冊読むと、読書量上位1割になるそうです)。

 

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ena東武練馬校長 鈴木

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