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小中学部
学びの楽しさ
投稿日: 2024.10.18 4:45 pm
講師の橋口です。
昔話を少々
私の小学生時代は近隣に私立・公立中高一貫校などなく、(あったのかも)中学受験など考えもしませんでした。私はいわゆる習い事も一切しませんでした。周りの子どもたちはそろばんや習字に通っていましたが、そのような「欲」もなく、近所の神社の鎮守の森や池や川で遊んでばかりいました。服をよごしたり、虫やザリガニを沢山つかまえてきたりしてはしょっちゅう母に叱られていました。
中学校時代は部活づけ。軟式テニス部でした。朝練・放課後の練習、そして、土日(土曜日はいわゆる半ドンでしたね)は練習試合で、1年中真っ黒に日焼けしていました。母からは「どっちが前やら後ろやらわからんね」と言われていました。高校受験の際にも塾通いはしていません。
大学受験の時も予備校には通わず、部活とバンドに明け暮れていました。(こんなんでよく受かったな)
学生時代に塾や家庭教師などのアルバイト経験もありません。塾に通ったことも、塾で教えたこともない、両方の意味で塾経験は皆無でした。
こんな私が塾講師として働き始めてはや○○年。なんと塾業界一筋です。この仕事を始めてからの学びが本当の意味での私の受験勉強だったと思います。そして、たくさんの生徒たちに出会い、指導経験を積み上げて今に至ります。
人生ってふしぎなものですね。様々な巡り合わせで今、「先生」と呼ばれています。
…初めて教えた生徒たちはもう、立派な中高年になりました。
この仕事を始めたころは、今思えば、恥ずかしくてまさに「穴があったら入りたい」思いもしました。失敗の数々を思い出すだけで嫌な汗が出ます。今でも夢でうなされることがあります。寝汗びっしょりです。仕事に関する夢ってろくなもんじゃないですよね。(私だけ?)
それでも、この仕事を始め、教えることを通じて自らも学び、改めて学びの楽しさを深く知ることができました。そして、今、その楽しさを担当している子どもたちにできる限り伝えたいと心から思っています。
私は両親から「勉強しなさい」と言われたことは一度もありません。両親が共働きで忙しかったせいか、私が手がかからない良い子だったからか(笑)
小学校のころ、学校に学研のおばさん(?)が学習と科学という雑誌を売りに来ていました。毎月楽しみにしていました。特に、科学のふろくの実験キットは夢中になって取り組みました。
本を読むのは好きでしたね。図書室で借りた本だけでなく、新年度に新しい教科書をもらうのも楽しみでした。授業で教わる前にワクワクしながらページをめくりました。動物・魚類・昆虫図鑑は親にねだって買ってもらいました。眺めているだけでも何か心が満たされていくような思いがありました。
今思えば日常的に自然と触れ合っていたことも私の財産になっているのかもしれません。五感でとらえた体験は深く私の中に刻まれているのでしょう。
幼いころからの読書体験や自然体験が私の学びの楽しさの根っこです。※もちろん、全ての科目ではなく、高校時代は数学でつまづきを繰り返し、まさにニガテ科目にしてしまいましたが。
置かれている環境が勉強を好きになるための要素のひとつであることは間違いありません。子どもそれぞれで異なるものなのかも知れませんが、教科・科目との「出会い」はとても大切なものだと思います。とりわけ教えてくれる「先生」との「出会い」は子どもにとってこの上なく重要であると、自身の体験からも感じます。
勉強を教える側として、担当している子どもたちに勉強の楽しさを伝えることが私の使命だと、そして、教えることそのものが私のよろこびだと感じています。
授業することは楽しいです。私自身が一番楽しんでいます。そして、担当している子どもたちから、私の授業を「楽しい」と言ってもらえるのは本当にうれしいことです。もちろん、いつも完璧とはいかず、授業の後で反省することしきりですが。
とりとめのない内容ですみません。
連休中のお出かけは…埼玉のサイボクでお買い物。※ご存じでしょうか。SGP(スーパーゴールデンポーク)美味しいですよ。
お肉とソーセージとハムとビールと堪能しました。
食欲の秋
橋口です。
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