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小中学部

12.5 日刊ena塩浜 -学校が減るとき-

投稿日: 2024.12.5 8:42 pm

こんにちは、最近手袋を買いましたena塩浜の青木です。

 

12月5日、木曜日。

2・6・2の法則、とよく言いますが、

組織体の中では、よく貢献するものが2割、可もなく不可もなくが2割、足をひっぱるものが2割、

と言われます。

ただ、実際には何事も上手にやるものもいればそうでないものもいて、そこに序列を当てはめてみれば、

概ねこういった割合で人は物事を見るもの、として、法則としての捉え方を否定することもあるようです。

 

世の中に存在する学校、その中でも能動的に試験を受けて入学していく学校たち、

今後少子化が進んでいった際に、

生き残る学校は、どういうバランスになるのでしょうか。

 

例えば仮に、いつか学校数が現在の半数になり、

偏差値的に下位の学校から存続が難しくなっていったとして、

それが2024年現在からみれば、偏差値上位半分の学校だったとしても、

その時点で再度ラインが切られるわけで、

結局そこには2・6・2(ここではあくまで合格ラインの偏差値として)と新たなラインを引きなおすことはできます。

新たな時代の上位校、中堅校、下位校ですね。

が、学力的に上位の子と、下位の子では、効果的な指導のノウハウは異なるものなので、

恐らく、そういった構図になったときには、大局的に見たとき(空間的にも時間的にも)には、

あまり効果的ではないと言えそうです。

あくまで中堅レベルの学力の子が、それでも時代の恩恵(この表現も適切かどうか……)によって、

上位校に入れてしまったときに、必ずしもそれが未来の幸福につながるかというと、難しいところです。

多くの子たちにとって、ベターな指導が受けられる環境が提供される、という状況があるとすれば、

現在の学校を2・6・2で切ったときに、それぞれの帯域の学校の中で、「よい学校」とされるところが生き残った上で、

総数としては減少していく、というものだと思います。

しかし、その理想的な推移はなかなか現実のものにはなりにくいだろうとも思います。

学力的に上位の学校に行ける、ということの魅力は、そう簡単に抗えるものではないからです。

こちら側の心理としても、行ける限りは上位の学校に行かせたいと思うのが正直なところです。

上のレベルの学校であっても、そこに入って、どうにかこうにかでもついていく。それが達成できたときには、その選択が成功だったと言い得るからです。

そうすると、そういったパターンでの受験生を送り出すときには、「どうにかこうにかでもついていく」行動をとれるようにするところまでが、塾の責任になるのだと思います。

理想を言えば、勉強を好きになってもらい、だから走れる子になってもらうことですし、

日々の授業でそれを実現できるように意思をもって行っていますが、

必ずしも全ての生徒が勉強好きになれるわけではない。つらいと思いながらも、意志の力でそれを乗り越えて合格を勝ち取っていく生徒の方がこれまで見てきた生徒でも多いです。

大谷選手のように練習が好きで、その延長線上にいるプロもいれば、イチローさんのように練習が好きではないが、目標のためであれば走れる人もいる。

子どもたちが心から行きたいと思える学校に出会えること、そこに向けて走り続けられること、どちらもそう簡単なことではないので、

こちらもちゃんと走り続けないといけない、と思います。

 

◆今日の一問:冬に空気が乾燥するのはなぜか。

 

ena塩浜 青木

 

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