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小中学部

12.4 日刊ena塩浜 -夢-

投稿日: 2024.12.4 7:43 pm

こんにちは、小学生のときは大工になると言っていたena塩浜の青木です。

 

12月4日、水曜日。

本日扱った過去問の文章は、子どもたちに夢を持つな、という内容。

夢をもった瞬間、子ども時代はその夢に向けての助走期間、

努力と忍耐の時間へと変わり、ただ耐えるためだけの時間になってしまうから。

その夢が、内面から出てきた本心からの夢であれば、

その夢に子ども時代をささげることも本望だろうが、

そうでなく、その夢がお仕着せのものでしかないのであれば、

それは望ましいことではない。

 

私自身、子ども時代に「夢をかけ」と言われたときには困っていた身ですので、

この文章の主張は大変よく分かりました。

教育を仕事としている身の一人として、

「大人が業務をしやすくするために子どもたちにお仕着せの夢を持たせる」構図は、

何度も見てきましたし、世の中に存在するそれらにも気づきますし、

自分自身もの、その旨の発言をしたことがないとは言えません。

 

ただ、そういった打算に基づいて形だけ持たされる夢は、

大人の希望する打算的な効果も、それほど発揮しないことが多いです。

何せ、結局は仮初の夢ですから。

たとえば塾の世界で言えば、

あなたはあの学校まで届く、あそこを志望校にして頑張ろう、

としたところで、

当人が本心からその学校で勉強、生活していくことを望めなければ、

形だけ志望校と掲げても、それによる学習量や、成長量の変化は望めません。

そこに意思が伴わなければ、努力は努力として機能せず、作業になります。

 

文章中では、子どもが夢を持っていたとしても、

虚栄心や、目の前の義務から目をそらすための自他に向けての口実であることも多いと述べられています。

あっちの仕事があるから、こっちができませんでした、とか、

大人でも口にしかねないものですから、

日々やるべきものについても、ちゃんと意思をもってあたりたいと思います。

 

◆今日の一問:地球から見た月の大きさがいつも一定ではないのはなぜか。

 

ena塩浜 青木

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