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小中学部
11.13 日刊ena塩浜 -川崎の〇〇-
投稿日: 2024.11.13 8:46 pm
こんにちは、そば派のena塩浜の青木です。
11月13日、水曜日。
私立中入試においては、
都市名とそこでさかんな工業名が結びついて頭に入っているのは、
基本中の基本です。
「豊田の自動車」とか「浜松の楽器・オートバイ」とか「今治のタオル」とか。
算数の特殊算などと同じように、
入試で出題されるものが固定化し、それに伴い、そこに向けての指導も理論化、体系化されていく中で、
この地方だったらこの都市とこの都市でこれこれを生産していて、というのが定型化していきました。
そんな都市たちの一つに、神奈川県の川崎があります。
かつては日本の工業の中心だった京浜工業地帯の一都市、
「川崎の鉄鋼・石油化学」です。
が、川崎の製鉄所は2023年で閉鎖され、生産が終了してしまいました。
これからは「川崎の石油化学」と覚えることになります。
かつて、他国の空港や街中でも日本製の液晶テレビが見られたころには、
覚える工業都市の中にも「〇〇の電器」が複数ありましたが、
これももうすっかりなくなってしまいました。
社会は言葉通り、社会を学ぶ教科ですから、
今の日本の有様をありありと知っていくことになります。
各方面で衰退を進む現在の日本の様子を、
中学受験する子たちは、しない子たちよりも早く、
ある意味よりリアルに把握していくことになります。
何の産業を学んでいても、「課題は高齢化と後継者不足」が並ぶ状況、
大きく社会の構成員が変わっていく現在、未来の中で、
それでも自らの希望を見つけ、実現していけるように、子どもたちには成長していってもらいたいと思います。
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上記は、小4、小5の社会で学ぶ範囲のお話です。
工業でも、農業でも、どこで何を作っている、を知っていると、
「とりあえず有名な観光地に行く」とした後で、
「現地で有名らしいものを見に行く」とするような旅行ではなくて、
どこに行ってもその場所らしさを見つけて楽しめるようになります。
教育者側としては上記のようなことを思っていても、
子どもたちには、今目の前のものを楽しんでインプットできるように、
勉強外でもそれを自身の知識としてアウトプットできるように、教えたいです。
もちろん、楽しいだけで終わらないように、ちゃんと力を見て、伸ばしていきます。
小4生は小4合判、小5生は小5都立中合判、受けてくださいね。
◆今日の一問:「秩父の〇〇」、「市原の〇〇」、「君津の〇〇」は?
ena塩浜 青木
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