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11.6 日刊ena塩浜 -東大生と仕事をして思ったこと-
投稿日: 2024.11.6 8:44 pm
こんにちは、人生初のアレルギー検査をしてきました、ena塩浜の青木です。
11月6日、水曜日。
小学生の時間帯から中学生たちが続々ときて、黙々と定期テストの勉強をしています。
先日、某イベントでスタッフとして手伝ってもらった子が東大の子で、
その能力の高さに舌を巻きました。
1を聞いて10を知ることと、それを可能にする思考の深さ、
当たり前にさらっと最善手をついてくることと、そのための労の厭わなさ。
年齢的にはあちらの方がずいぶん下ですが、
ポテンシャルも含めて、仕事をする人間としての価値はあちらの方が上だと感じました。
前任地で手伝ったもらっていた同じく東大出身で、今では某私立校で働いている人も、
自分より働く人としての能力が上でした。
たまたま私の方が先に生まれているので、経験の差で立場上はこちらが上となっていましたが、
彼らの仕事ぶりを見ていると、むしろこちらの方が彼らの下で働きたいと思わされました。
彼らがまだ在学中のときにそう思わされるくらいですから、
東大という場所がそういう人間に養成しているわけではなく、
むしろ、そこに至るまでの過程の中で、そういう人間に錬磨されていくのか、
あるいは、そういう人間性まで持ち合わせていないと、そこの高みまではいけないのか。
業界的に、彼ら以外にも東大出身の方とは多く触れ合ってきましたが、
例外的な方とお会いすることもあったことを考えると、前者なのでしょう。
入社1年目のころ、
田舎出身の自分や、同じような同期の友達と、
東京の受験に向けての勉強量の多さに驚いたことで話をしたことがあります。
勉強一色のようになってしまう受験生としての一年は、是か非か。
もっと、勉強外の活動から得られるようなものもあるのではないか。
例えば、部活に全力に打ち込んだ結果得られるもののような。
当時の一番尊敬していた上司の回答は、
「その、部活に打ち込んだから得られるものと同じものは、
勉強に必死に打ち込むことで得られるものと変わらない」でした。
結果として、初めての受験生を送り出す中で、その言葉の意味は知るわけですが、
東大出身の彼らを見ていると、その正しさをもっとあからさまに、強く示してもらっているような気にされます。
勉強で人生の全てが決まるわけではないですが、
反対に、勉強も、部活も、仕事でも、
必死に真剣に打ち込まずに、適当な範囲でやっている限りは得られないものが必ずあります。
生徒たちの合格を目指して指導をしていることはもちろんですが、
合格不合格よりも、必死真剣に打ち込む中で走り切った際に得られるものの方が価値が高いと個人的には思っています。
東大生を出したいわけではなく、最上位の学校への合格者を出したいわけでもなく、
走り切って得られるものを全ての生徒に持たせたいと思って指導をしています。
だから、漢字の練習をやっていなければ小2でも残しますし、勉強の仕方がおかしければ仮に量をやっていても叱って修正をします。
その先にしか、合格もないと思っています。
◆今日の一問:都立高校入試において、実技教科の内申点は2倍にされるのはなぜか。
ena塩浜 青木
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