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小中学部
9.4 日刊ena塩浜 -断絶と杞憂-
投稿日: 2024.09.4 9:51 pm
こんにちは、ena塩浜の青木です。連休中はしっかり休めました。
9月4日、水曜日。
後期本科授業開講日です。
長期休暇のあとは、内心冷や冷やです。
学力の多くの面は、継続性から成長がもたらされるものですから、
長期休暇はその断絶、そのまま、学力の低下につながります。
学力と総称されるものの中に、
自転車の乗り方や泳ぎ方のように、一度身についたら忘れないものもありますが、
そうでないものも多くあります。
スポーツや音楽の練習などで、一日休むと取り戻すのに〇日かかる、といった言い回しをされることがありますが、
そこまで極端ではないにしろ、やらなかった時間が長くなる分だけ、確実に学力の低下の幅は大きくなります。
英語で言えば、正しい癖をつけられるか、が一つのボーダーで、
一度癖がついてしまえば時制のミスも、3単現のSも冠詞の漏れもほぼなくすことができますが、
癖がつくまではいちいち自分の意思の下でそれらを行わなければなりません。
この癖がつく前に、
夏休みの存在や、助動詞の習得に入ってそれを気にせずともよくなってしまうことで、
練習のスパンが空いてしまい、定着しかけた癖が消えていき、
また一から積み上げなおしのような状況が発生します。
この手の、正しい癖づけが完了しないまま一定の時期を越えてしまった単元は、
算数、数学、英語においては別の単元が進行する間、そのままその遅れが潜在的に残り続け、
ふとした場面で顕在化してきます。中学校で言えば、定期テストという形などを通して。
今いま習っている単元はテスト対策でそこそこできる。でも、テストの問題のかつての穴がぶつかる問題はできない。
結果として、テスト前にたくさん勉強しているのに、大体いつも同じような点数で落ち着いてしまう。
小中学生に、この手の穴を自覚して、自分でふさぐことはほぼほぼ不可能なので、
どうにかしようとたくさんテスト勉強をするけれど、それが点数に表れない思いを味わい続けることになる。
結果、モチベーションが低下する。
だから、これらの教科は、教える側がまず穴が見つけられる者である必要があります。
見つけられないことには、自身で闇雲に頑張っている時と同じ結果に陥ります。
一言で言えば、的を射た練習を積ませられるかどうかが重要です。
夏期講習でしっかり、的を射た練習は積ませてきましたが、
それで全生徒が、全ての弱点において正しい癖づけが完了するところまで行けたわけではありません。
相当量練習を積ませて、相応の学力の伸長を獲得させられた手ごたえもありますが、
それが癖まで行っていなかったものについては、この連休の間で漸減してしまう部分があります。
それを防ぐための、連休中の課題。
ちゃんと全生徒がやってある状態で、今日、明日、明後日、明々後日と来校してくれることを願います。
連休中はモチベーションのコントロールもできないため、ちょっと冷や冷やなのです。
もちろん、万が一やれていなかった場合もその分を取り戻す方法も覚悟もこちらは用意してあります。
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と、ここまでを授業前に書いていたのですが、
授業をやってみたら、全くの杞憂でした。
どのクラスもこの夏の手ごたえをこちらもしっかり感じられて、
ちょっとガッツポーズをしてしまいました。
明日も明後日も土曜日も、同様でありますように。
◆今日の一問:青木は連休中無事に高知へ旅行に行けた。〇か×か。
ena塩浜 青木
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