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ena塩浜

小中学部

8.20 日刊ena塩浜 -よむ-

投稿日: 2024.08.21 9:47 pm

こんにちは、ena塩浜の青木です。歩くのが苦になりません。

 

8月20日、火曜日。

2024年度夏期講習、最後のクール休み。

 

この夏のクール休みには、

よく図書館に行きました。

国語教師の割には、読書量は少ない方ですが、

中学入試の国語の問題を見ていると、

まーそれはそれは気になる文章がわんさか出てくるので、

その前後を読みに。

昨日のターゲットの一つは『マイスモールランド』だったのですが、

貸し出し中で予約数も多く、しばらく読めなさそう。

知らなかったのですが、映画やドラマで映像化された作品なのですね。

この夏に読んだ作品では、木皿泉さんの「かお」(『カゲロボ』収録)が印象的でした。

ただ、終わり方がちょっと個人的に辛かった(ハッピーエンドでないフィクションが苦手です)ので、過去問で扱ったときの、切り取られた形のままの方が好きだったかも。

教材で扱った文章をあさっていると、こういったことがよくあります。

抜粋されたところだけ読んでいたら、きっとこのあとこういう風に話が進んでいくのだろうな、と思ったら、

傍流だと思っていた方が本筋になっていったり、反対にメインテーマだと思っていたものに対してケリがつかずに終わったり。

これがあるから入試を経由して書籍を読むのは、普通の読書とは違って面白いです。

いずれのパターンにしろ、全体を読んでから改めて入試問題の方を見ると、

やはり難関校は切り抜き方が見事で舌を巻きます。

 

ところで、木皿泉さんと言えばenaの作文教師は、名前を聞くと反応を示す名前。

かつて都立中の適性検査の方でも扱われていました。

そちらの文章はお二人(木皿泉さんはご夫婦で一緒に作品をつくる共同ペンネーム)でどのように作品を作っているかについての文章だったのですが、

実際に木皿泉さんの文学作品を読んだのは今回が初めてでした。読んでみると、今度は逆に、あの適性検査の方の元ネタを読みたくなりました。

9月の本科授業開始までに、読みに行く時間が取れるかしら。

 

夏期合宿の朝の散歩時の一コマ。まさに夏空。もう何日も前のことのような気がする。

 

◆今日の一問:図書館の検索のPCがちょっと使いづらいのはなぜか。

 

ena塩浜 青木

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