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小中学部
6.27 日刊ena塩浜 -私が回る-
投稿日: 2024.06.28 9:45 pm
こんにちは、ena塩浜の青木です。梨食べたいな。
6月27日木曜日。
SS小4理科の授業は星座の動きについて。
小学校の授業では、太陽の動きや星の動きは「見かけの動き」について学びながら少しずつ進んでいくものの、
中学入試に向けての学びだと、地球の自転、公転という実際の動きにまで一気に踏み込んで学びます。
天動説、地動説の話は国語の文章でもよく引用されて、
その多くは天動説を自己中心性と結びつける論調のものです。
地動説と相対的に見れば、天動説が自己中心的な考え方だ、と言えばそれはまさにその通りなのですが、
「当たり前」として、「そうあるもの」として空の天体は回るもの、として受け止めていた当時の人々に対して、
その当たり前を相対化して考えるのは相当困難な話なので、
その手の論調を見るたびに、なんだかちょっと、天動説は自己中心的だ、と断罪するほうにも傲慢な匂いを感じるな、と思います。
それはそれとして。
この、地球がこう回っているから、天体がこう動いて見える、ということについて学ぶときが、
まさに思考の相対化とか、視点の転換とか、
そういう観念に初めて出会う機会だと思うのですよね。
もっとミクロなレベルであれば、友達の視点から見るとどうか、といった機会はあると思うのですが、
大きなレベルで、世界の主役が自分でないことを突き付けられる初めての機会というか。
その感覚を味わわされるのが新鮮というか独特というか、
だから、自分は子どものときにこの辺りの単元が他の単元を学んでいるときよりも楽しく感じていました。
逆に言うと、それだけ概念としては大きな、子どもたちの世界からは遠い話、
少しでもわかりやすく伝えられているとよいのですが。
◆今日の一問:先日の同箇所同アングルの写真と何が違うでしょう?
ena塩浜 青木
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