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ena王子

小中学部

#796 出会いと別れ

投稿日: 2025.03.22 7:21 pm

皆さんこんにちは!ena王子の古山です。

先日、当校にかつて在籍していた高校生スタッフが久々に顔を出してくれました(前回のブログは彼が作成しました)。彼が小学生だったときから見守ってきた者としては、(もう高校生かぁ・・・もう大学受験生かぁ…)と時の流れの早さに驚かされますね。
昨日をもってena王子を卒業された方々も数多くおられます。これまで数年間にわたりena王子をご愛顧くださり寔にありがとうございました!新天地でのご活躍を古山はいつまでも心より祈念いたしております。

本当に、「金烏玉兎(きんうぎょくと)」――時の経過はあっという間。まさにその言葉の通りだなあと実感しています。
そんな「時の流れ」に関連して、嬉しいご報告をもう一つ。

これまでena王子で教鞭を執ってくださっていた先生が、先日師国家試験に合格されました。
ご本人のこれまでのご尽力に敬意を表するとともに、何より生徒たちにとって大きな刺激になると考え、小学6年生・中学1年生・中学3年生を対象に、その先生をお招きし、人生の遍をお話しいただく機会を設けました。

そのお話の中でとても印象に残ったことがあります。

その先生は、小学生の頃は、親に無理やり塾へ通わされていたことが原因で、学習へのモチベーションがあまり高くなかったそうです。
しかし、中学生になって身近な方の死を経験し、「命」について深く考えるようになった
そこから「人の命を救う仕事をしたい」と思うようになり、医学部を目指す決意を固め、見事合格・そして国家資格を取得されたというのです。

人は誰しも、人生の中でパラダイムシフト(価値観の劇的な転換)を経験します。
それは突然訪れる大きな出来事がきっかけになることも少なくありません。
たとえば、テレビなどで紹介される若き自衛官の中には、「2011年の東日本大震災での被災体験を経て、“今度は自分が誰かを助けたい”と強く思うようになった」と語る人が少なくありません。
私、古山自身も実は宮城県石巻市出身で、震災当時は既に地元を離れていたのですが、実家の家族が被災し、全国からの最大限の支援を受けて命を繋いでいただいたという経験があります。あのとき、全国から駆けつけてくださった自衛官、消防士、医療関係者の皆様には、本当に感謝してもしきれません。

今、小学生・中学生の皆さんも、これからきっと人生でさまざまな壁にぶつかることがあると思います。
それが「受験」という壁かもしれませんし、もしかすると受験とはまったく関係のない、大切な人との別れ定外の出来事かもしれません。

しかし、古山は声を大にして伝えたい。
そのひとつひとつが、きっと将来のあなたの「強さ」になり、「成功」への糧になる。

今回の講演を通じて、生徒たちが大きな刺激を受け、人生を深く考えるきっかけになってくれていたら――それほど嬉しいことはありません。
ena王子は、皆さんの人生の節目に寄り添う場所でありたい。
そんな思いを新たにした一日でした。

ena王子 古山雄光 拝

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