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小中学部

#794 失敗学のすすめ

投稿日: 2025.03.12 6:05 pm

皆さんこんにちは!ena王子の古山です

先日公開したブログの記事、多くの方々に関心を持っていただけたようでとても嬉しく思います
また、生徒たちにとっても、自分たちがこれから経験する受験を実際に乗り越えた先輩たちから直接話を聞く機会は、我々教員からのアドバイスとは違った新たな刺激となったのではないでしょうか。

◆ 「やらない後悔」は長く残る
先日お話をしてくださったのは、高校受験を華々しく終えた先輩方でしたが、別の日には少々異なる感情を抱いて受験を終えた先輩方も来校してくださり、お話を聞かせてくださりました。

その方々はが語ったのは、「やらなかった後悔は長く残るということでした。

◇中学受験終了者である新中学1年生


こちらの先輩は、受験直前期「正月合宿には参加しない」という選択をしました。
「自分で学習時間を確保して頑張ろう」と考えた結果の判断だったのですが、今になって「やっぱり合宿に行っていれば良かった」と悔やんでいるそうです。

◇高校受験を終えた新高校一年生

こちらの先輩は、中学二年生のころの過ごし方を振り返り「あの時にもっと進路を見据えて自分のやりたいことなどを突き詰めておけばよかった」「その一環として複数の高校を見学しに行っていればよかった」などなど感じているようです。特に受験直前期に、大きな感情の渦となってしまい、飲み込まれかけたようです。

確かに、「やらなかった後悔」はいつまでも心に残るものです。
古山自身も、高校1年生の10月頃に「やっておけば良かった…」と今でも思い続けている出来事があります(いつか小話するかもしれません)。
皆さんの中にも、「あの時こうしておけば…」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。

◆ 成功体験よりも、失敗体験から学ぶことが多い
多くの人は、成功者の話を聞きたがります。
もちろん、成功者の話には学ぶべきことがたくさんありますが、「その人だからできたこと」という側面もあります。
すべてを自分に当てはめようとしても、状況が違えば簡単に真似できるものではありません。

一方で、失敗体験は「これをすると失敗する」という具体的な教訓を与えてくれます
どんな人にとっても参考になりやすく、自分が同じ道をたどらないための指針になることが多いのです。

今回、先輩たちが語ってくれた話を、ただの「他人の経験談」として流すのではなく、「自分の学び」に変えていくことが大切す。
そうすれば、せっかく語ってくれた先輩たちの気持ちも報われるでしょう。

たくさんメモを取りながら話を聴いてくださりありがとうございました。うれしかったです。

◆ 未来の自分のために、今できることを選択しよう!
これからの受験生活の中で、「やろうか迷っているけれど、やらなくてもいいか…」と考えることがあるかもしれません。
そんな時は、ぜひ今回の話を思い出してください。

「やって後悔することはあっても、やらずに後悔することの方が、ずっと心に残る」

今の自分ができることを全力で選び、未来の自分が振り返った時に「あの時やってよかった!」と思える選択をしていきましょう。
皆さんのこれからの成長を、心から楽しみにしています!

 

 

ena王子 古山雄光 拝

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