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小中学部
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投稿日: 2025.01.27 7:28 pm
ふしぎ教室(理科実験教室)
講師の髙嶋です。
ふしぎ教室「指もんの科学」がありました。
手のひらの指もんは人によってそのもようが違います。
うずを巻いたもようや、ひらがなの「へ」が重なったようなもようなどさまざまです。
この 指もんのもよう については近藤滋『波紋と螺旋とフィボナッチ』(角川)を読むと面白いです。
今回のふしぎ教室では、スライドガラスにつけた指もんを(これから紹介する2つの方法で)浮かび上がらせ観察をしました。
方法① シアノアクリレートをつかう方法
シアノアクリレートという成分がふくまれている接着剤(せっちゃくざい)をつかいました。
シアノアクリレートは水と反応すると白く変化します。
ガラスに押しつけた指もんには水分が含まれるので、シアノアクリレートと反応して指もんが白くはっきり見えるようになりました。
方法② 炭酸カルシウムの粉末(ふんまつ)をつかう方法
2つ目の方法では、たまごのからやチョークにふくまれている炭酸カルシウムという物質をつかいました。
おまけ(特に中学生へ)
理科の地学分野で登場する石灰岩にも炭酸カルシウムが含まれています。
石灰岩に塩酸を加えると二酸化炭素が発生するのは、炭酸カルシウムが塩酸と反応するからです。
石灰岩(炭酸カルシウム)が酸性の液体に溶けやすいということは知っておくべきです。
たとえば、たまごのから(炭酸カルシウムが主な成分)をお酢にでも浸して溶けることを確認してください。
指を押さえつけたスライドガラスには、あせやあぶらがついています。
炭酸カルシウムの粉はあせやあぶらにくっつきやすいため、スライドガラスの指もんのあとが白く見えるようになります。
次回のふしぎ教室は2月22日(土)です。
皆さんのご参加、お待ちしています!
高嶋
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