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小中学部
夏は学びの季節
投稿日: 2024.07.19 11:19 am
ena江古田の渡邉です。
今日は昆虫ネタです。渡邉の得意分野ですね。
いつもの通りに校舎に来たら、
校舎前の植栽に、来客がありました。
アゲハチョウ(ナミアゲハ)です。
アゲハチョウは、春に羽化する春型と、夏に羽化する夏型がいて、
この個体は時期的に夏型でしょう。
春型は、越冬した蛹が春に羽化した個体であるのに対して、
夏型の個体は越冬せず、夏のうちに羽化して飛び立ちます。
春に産卵された個体は、孵化して羽化するまで1か月ほどかかり、
そのまま飛び立ちます。
一方で、秋に産卵されると、秋の終わりごろに蛹化(ようか)し、
蛹のまま越冬して次の春を待ちます。
つまり、夏型は必然的に春型の個体から生まれた子ということになりますね。
いつ産卵されたかによって、越冬するかしないかが決まるわけです。面白いですね。
こうした身の回りの自然現象は、「なぜ」の源泉です。
身の回りのことに疑問を持って考える習慣が大事です。
それが突き詰められてくると、
「将来は〇〇の研究をしたい」とか、
例えばそういう目標に繋がっていき、
「〇〇の研究なら〇〇大学の〇〇研究室だ」みたいな話になり、
「〇〇大学に行くなら勉強を今から頑張らないと」となるのです。渡邉がそうでした。
夏は受験の天王山と言われますが、
同時にいろいろな生き物が活発になる季節でもあります。
せっかくですから、身の回りのちょっとした自然に目を向けて、
教科書からだけでは得られない学びを得て欲しいと思います。
ena江古田の渡邉でした。
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