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ena塩浜

小中学部

5.24 日刊ena塩浜 -泣けるかどうか-

投稿日: 2024.05.24 10:17 pm

こんにちは、ena塩浜の青木です。水泳が苦手です。

 

先日、宿題ができなくて、と泣きながら相談に来た子がいました。

宿題ができない、は、解けない、ということではなくて、手がつかないという意味です。

なぜ手がつかないかというと、苦手な別の教科の宿題に膨大な時間を取られてしまい、

そちらの宿題まで手が回らないから。

宿題はやらなければならない、という前提はもちろんですが、

この子の涙は、とても良いものです。

なぜなら、やらなければならないと分かっている(理屈が理解できる、ではなくて、自分の意思としてもそう認識できている)からこそ、

できていない自分への、ふがいなさとか、悔しさとか、様々な思いが溢れての、こらえきれず不意に流れ出てくる涙だったからです。

やる意思があるのに、出来ない、その理由が苦手な教科の宿題と必死に戦っているから、というのは咎めることではありません。

むしろ、やれなかった方の宿題を進めることを理由に、苦手教科の宿題から逃げなかったことが立派です。

 

受験するということと真剣に向き合わない子、向き合えない子の場合には、

宿題をやらない、やれないことに涙を流せません。

受験そのものと真剣に向き合わなければ、

宿題をやらない、勉強を頑張らないことから起きるその後の影響も、向き合う必要のないものだからです。

そこで涙を流せない子が、涙を流せないまま受験をただ時間的に越えるときがくると、

その先には幸福な道はあまり想像できません。

 

多少の起伏ではなくて、塾に通って受験をするからには、足腰ががくがくになるくらいの高さの山に登らせたいと思います。

 

◆今日の一問:日本で二番目に高い山は?

 

ena塩浜 青木

かつての教え子の英語の復習ノート。中1。

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